アニメ「HIGH SCORE」キャストインタビュー!
収録現場はハイテンション☆(2)

左から・・・常磐津役 柿原徹也さん、沙夜・景織子役 遠藤綾さん、政宗役 小西克幸さん、めぐみ役 喜多村英梨さん、えみか役 小林ゆうさん、レイジ・大門役 小林友樹さんHIGH SCOREのぶっとんだキャラたちを巧みに演じている個性豊かなキャストさん。その素顔を知るために4〜6話の収録現場に潜入して、突撃インタビュー!
役柄通りのお兄ちゃん的存在・小西さんの鋭いツッコミに、みなさんつい本音やおもしろトークが暴走気味!? 笑いの絶えない現場の雰囲気が伝わってきました☆

Q.(前回に引き続き)演じられているキャラクターの役作りがスムーズなところやご自身と似ているところ、逆に苦労しているところがありましたら教えてください。

小林:えみかさんは遊園地で着ぐるみのアルバイトをしています。それで、その影響でだんだん前傾姿勢になってきて、最近、ちょっとゴリラっぽいよねっていう描写があって。本当にありがたいことに、私もゴリラや猿のまねをずっとやらせていただいていたので。すごく嬉しかったんです〜。

小西:お母さんと一緒に練習してたんですよね。

小林:そうなんです、ありがとうございます。私なんてまだ未熟で、母のほうが上手なんです。

一同:大笑い

小林:お仕事がきっかけでものまねをさせていただくことになったんですけど、やるなら特技にしなさいと母に言われまして、さるまね日本一の方の映像とかも見させていただきながら、重心を低く!とか言って練習しました。動物園にも行きましたし…だからえみかさんの気持ちわかります!って恐縮ながら思っております。勝手にですけれど、共通点を見つけられたのかなと思って。そこもがんばっていきたいというふうに思っています。

――これまでの練習が活かせましたか?

小林:はい、前回も収録の時に、ゴリラっぽいところが良かったですよ、と有難いお言葉をいただいて、すごく嬉しかったです。


遠藤:景織子さんは、どんなにだんなのレイジさんに好き好きって言われてもすごく軽くあしらうので、レイジさんの高いテンションに引きずられず、聞いてませんよみたいな感じでやるのは難しいですね。知らず知らずのうちに引っ張られないようにしようと心がけています。沙夜は、テンションが高いわけではないんですけど、人に影響されず、ぶれないところが自分と似てるかなと思いました。 2人のキャラクターどちらも相手によって引っ張られない人なので、そこに気をつけてやっています。

――演じる2人がまったく違うキャラクターですが、それはいかがですか?

遠藤:ちょっとだけ似てたりしたらすごく難しいと思いますけど、あまりにも違いすぎるから逆に楽なのかなと思います。


小野:レイジは、娘のめぐみにすごく甘いですよね。でもそれ以上に景織子さんラブ♥ なので、それをどれだけ甘く、テンション高くやれるかっていうところを頑張ってやってます!

――レイジのMっぽいところを演じるのは難しくないですか?

小野:そこはちょっと自分とかぶるところがあるので(笑) まぁ苦労せずやれてるかなと思います!


柿原:常磐津というキャラクターは難しいですね。把握しきれない過去などがあるので。現在の彼はぶっとんでいるキャラクターで、人との…特に政宗との距離感をはかるのがヘタクソな奴だなと思いますけど。キレキャラの過去と、甘あまの現在っていうのを、どちらも100%楽しんで演じてます。似てるところは…

小西:フワッフワしてるところ?(笑)

遠藤:距離感(の取り方のヘタクソさ)…?(笑)

一同:(笑)

柿原:全部オレにあてはまっちゃう!?

一同:(笑ってあちこちからツッコミ)外国人っぽいところ? ヒラヒラしてるところ?

柿原:(笑)過去に何かを抱えているのは同じかもしれないですね。

遠藤:キレキャラ?(笑)

柿原:(苦笑)過去に闇を抱えているって書いておいてください。そこが似てるって。(笑)


Q.収録の雰囲気はいかがですか? 裏話やおもしろエピソードがあれば教えてください。

小西:こんな雰囲気です。みんなほかの現場とかで見知った顔なので、気を使いすぎることもなく、楽しくやらせていただいています。

小林:あと、あと…(一生懸命)

小西:あと何だ? 言っとこ、言っとこ!

小林:えみかさんの恋人の京介さんを櫻井孝宏さんが演じてくださっています。櫻井さんと、前回は一緒に録らせていただいたんですけど、思い切りやらせていただいて。

柿原:バイオレンスのところね。

小林:そこは、「ふたりの愛の形」というふうにみなさんに覚えていただきえたら嬉しいんですけど。その時は思い切り殴らせていただいて、思い切り受け止めていただきました!

小西:ゴリラっぽくって指示でやって、「そこまでゴリラじゃなくていいよ」って言われてたよね。(笑)

喜多村:そうだった!(笑)

小林:行き過ぎてゴリラになりすぎてしまうところがありますので、そこは気をつけなければというふうに思います。

小西:今日はメグの声も(ゴリラっぽく)やったもんね。

小林:メグさんという、常磐津さんがおっしゃる中のすごくすてきな方を演じさせていただきました。ありがとうございます。

小西:やっぱりゴリラが得意だからすごくゴリラっぽくなっちゃうの?

小林:そんな、本当に恐縮です…もっと先輩方がいらっしゃるので、ゴリラが得意なんて言ったら怒られちゃうんですけど…。

一同:爆笑 (みなさん「ゴリラ先輩」の存在に大ウケ)

小林:そうなんです、だからランキングではまだ下のほうで。

柿原:ゴリラランキングがあるんだ!?

小林:はい、ランキングではいちばん後ろに並ばせていただいているくらい。まだまだですけど、気持ちだけはと思っております。

一同:大笑い


Q.では最後に、読者・ファンの方へのメッセージをお願いします

柿原:津山先生の17年間がつまった作品を、今まで読んできた我々が演じるという、幸せ極まりないことで、役者人生の通過点にすぎませんが…

一同:おいおいおい…!(騒然)

小西:柿原くんと違って、代表作にしたいくらいと思ってやっています!!

柿原:(言い間違いに気づいて焦って)僕も間違いなく代表作になります!!!!

一同:爆笑

遠藤:ちょっと言い方間違っちゃったんですよね。

小西:日本語がまだ…ドイツに住んでたからね。

柿原:n@/.,¥:#*&%**@””¥(ドイツ語を話す)

小西:ドイツ語ならちゃんと言えるよね。

柿原:あ、今のドイツ語、放送できない。(笑)

一同:(笑)

小西:(空気を変えてキリッと)作品もギャグテイストですし、こういう感じでわきあいあいと作っているので、見てくださるみなさんにそれが伝わるといいなと思っています。ぜひ見てください。

喜多村:よろしくお願いしまーす!!

一同:よろしくお願いします!

それぞれのキャラクターにキャストさんのイメージが重なるようで、「HIGH SCORE」らしい、楽しい現場でした! このお話を聞いた後にアニメを見ると、おもしろさが倍増です☆ 次回は、この日に収録に参加できなかった3人の方からのコメントを紹介します。お楽しみに!

(C)Chinami Tsuyama/SHUEISHA Inc. All right reserved