木村恭子先生

木村恭子先生
のインタビュー

新れんさい「好きにならずにいられない」が生まれたきっかけはなんですか?
主人公・祝ちゃんは私を元気づけてくれる子がほしくて生まれたキャラです(笑)。去年秋くらいに考え始めたんですが、ちょうど飼っている犬が入院しちゃったんですよ。今はもう元気なんですけど、ちょっと落ち込んでいたので、元気な子がいいなって思ったんです。だけど、祝ちゃんを考えたはいいものの、男の子がなかなか決まらなくて。ずっと“男の子スロットル”をしていました。いろんなタイプの男の子を考えて、祝ちゃんとの関係を考えてみるっていう(笑)。それで、実は1回「このお話はもういいや」ってなっちゃいました。ぜんぜんちがうネームをつくりだすという…。でも、新しいネームも途中で「いいや」って(笑)。それで、放置していた祝ちゃんのネームに再び手をつけたら、すんなり結ができたんです。
主人公・祝ちゃんを描くときに気をつけたことはなんですか?
元気よさそうな感じがでるように、髪の毛からテンションがにじみでるといいなとは思っています。うれしいとフワッ、悲しいとシューンとしたり。あと、下絵中に気づいたんですけど、祝ちゃんっていつも浮いてるような雰囲気だなって。そういう常にふわふわしてる感じは、これからも大事にしたいですね。
祝ちゃんの個性的なファッションセンスにモデルはいますか?
海外ドラマに出てきそうな世界観をイメージしています。資料用に本を買ったら、かわいくてかわいくて、本の中の世界に行きたくてしょうがないです。1話で祝ちゃんが持っているレコード型のバックも、自分がほしくて描きました。描いたら気がすむかな~と思ったんですが…なおさらほしくなりましたね(笑)。祝ちゃんがつけてるような大ぶりのアクセも見るのは好きだけど、「顔にめっちゃあたるかも」とか「かばんにひっかかりそう」とか、現実的に考えちゃいます(笑)。
結くんを描くときに気をつけたことはなんですか?
目つきが悪くならないようにも気をつけてます。かっこいいキャラじゃないけど、色っぽいキャラになるようにしたいですね。手のしぐさとか、首すじから色気を出したい! 個人的にうなじが好きで、うなじを描くときは子供にふれるようにやさしく大切に描いています(笑)。女の子は、髪の毛があってうなじが隠れてることが多いけど、男の子はつねに出ていて無防備な感じがしていいですね!
第1話を考える上で、最初から変わらないシーンはありますか?
結ができる前の、何も浮かばないっぷりがウソのように、わーっとふくらんだ話なので、ほとんど変えていないんです。唯一、足したのは、電車に乗る前にぺこぺこしているシーン。本当はもっとあっさりしていました。ネームを見た担当さんに、「あっさり電車に乗ってさみしかったです!」と言われて、あのやりとりを足したんです。
第1話の扉絵のポイントはどこですか?
ハンバーガーとか、いろんなお菓子をちらしました。ガチャっとしていて好きな世界観です。
キャラの表情を描くときに気をつけていることはなんですか?
パーツの位置やデッサンをあまり意識しないことかな。昔は、笑う、泣くとかどんな表情を描くときも、同じ子だとわかるように、パーツの位置をくずさずに描く、というのを意識しすぎていたんです。でも、絵がかたくなってるような気がして。それからは、目のハイライトの位置とかも、感情によって変えるようにしました。
先生が初めて好きになった、少女まんがのヒーローは誰ですか?
『赤ずきんチャチャ』のリーヤです。私が小学生のころって、ヒーローよりもヒロインに夢中で、あんまりヒーローには興味なかったんです。でも、リーヤはすごく好きでした。かわいい性格だけど、男らしい一面もあるリーヤが大好きでした。何よりオオカミになった姿がめっちゃかわいいし。リーヤのぬいぐるみキーホルダーはカバンにつけています。でもリーヤが薄い水色なので、けっこう汚れてきちゃって(笑)。まぁその姿も、外で遊んできたあとみたいでかわいいなって思ってます。
先生の好きなご飯はなんですか?
タイ米(笑)。細長くて、パラパラとしていておいしいんですよ。
家族は日本米のほうが好きなので、タイ米を食べられるのは、タイ料理屋さんに行ったときくらいですが(笑)。
先生が“○○せずにはいられない”ことはなんですか?
犬をさわって「もふもふ」せずにはいられないです。テレビを見ていて、CMになると、いつも犬に寄っていってることに最近気づきました。CMが終わるとはなれるっていう。なでられて気持ちよくなったタイミングで終わるので、犬は迷惑そうです(笑)。

(2016年4月30日)

(※インタビューは、2016年4月現在のものです。)

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