なすのまゆか先生

なすのまゆか先生
のインタビュー

読みきり「夕陽にプリズム」が生まれたきっかけはなんですか?
次はどんな話にしようかなって考えながら絵を描いていたときに、ネギを持った男の子の絵ができあがって。それが幸太郎でしたね。制服がカーディガンから学ランになっただけで、そこからほとんど変わってないです。しかも、主人公よりも先に弟ができてました(笑)。幸太郎のキャラをつけていくうちに、弟がいて、こういう性格で…って。最後に、じゃあこの子の相手は正反対で中身5歳児みたいな女の子かな~って言う感じでした。キャラから考えることは多いですが、ここまでキャラが先行したのは初めてかも。
タイトルの由来はなんですか?
お話がまとまってから最後に考えました。幸太郎のキャラをだせるタイトルにしたいって思ってはいたんですが、なかなかまとまらず。「いろんな面があって、きらきら輝く“プリズム”っていう言葉がありますよ」っ担当さんから教えていただいて「それだ!」って(笑)。主人公の夕陽に照らされるっていう意味も込めて、『夕陽にプリズム』になりました。
主人公・夕陽を描くときに気をつけた点はありますか?
名前もそうなんですが、すごく明るくてあまり落ち込むことはなさそうな子。でも、夕陽自身にも悩んだ過去があって、それを乗り越えた上での今の明るさだっていうのが出るようにとは考えていました。髪型は、幸太郎から見て子供や犬っぽく見えるように、ふわふわ感じにしました。でも、ふわ髪はむずかしいですね(笑)。
幸太郎を描くときに気をつけた点はありますか?
真面目な人なので、髪の毛に遊びはなくストレートにしました。あと、ツンってしてるときと、弟にみせるときとで表情のちがいを出したくて、瞳の中の書き込み方も変えました。幸太郎の涙ボクロは、弟の共通点がほしかったので、弟と反対の位置に入れてみています(笑)。
書いていて楽しかったシーンはありますか?
幸太郎が公園で馬の遊具に乗っているシーンですね。はしゃいでいる感が出せて楽しかったです(笑)。このシーンは、前半のきっちり感とのギャップを出すために、ネーム直しの段階で追加しました。
ネーム直しをする際に、最初からずっと変更のないシーンはありますか?
10回以上直したのでけっこう変わってますが、その中でも幸太郎がナイーブになったときの夕陽の言動は最初のネームから変わらずにありますね。
まんがを描く上で、好きな作業と苦手な作業はなんですか?
好きな作業も苦手な作業もネームです(笑)。できあがるまではすごく苦しいんですけど、担当さんと自分の意見を入れこみつつ、うまく直せたときは「やった!」って思って好きです。そう思えることは、なかなかないんですけどね…。
先生は兄弟はいますか?
姉が1人います。小さいころに2人でノートに絵を描いたり、それぞれ2~3Pくらいの話を描いて、ホチキスでまとめて一冊の雑誌を作ったりしていましたね(笑)。そんな姉は今、美術の先生をしています。
お話やキャラの種ってどういときに思いつきますか?
無理に考えつくものじゃないので、落書きをしていると思い浮かんだりもしましね。今回の幸太郎もそうでしたし。そういう何気ないときに描く絵は、男の子が多いかもです。
幸太郎が料理をするシーンもありますが、先生の得意料理はありますか?
私、まったく料理しないんです(笑)。なので、幸太郎みたいな男子がいたら嫁にほしいですね。
最後にりぼんっ子にメッセージをお願いします!
2人が出会って、お互いにとってどう影響しあって変わっていくかを読みつつ、ほっこりしていただけるとうれしいです!

(2015年12月1日)

(※インタビューは、2015年11月現在のものです。)

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