白咲郁子先生

白咲郁子先生
のインタビュー

読みきり『てれっぱなし』が生まれたキッカケはなんですか?
ヒーローが“先輩”っていうのは王道だけど、やっぱりいいって担当さんと話していて。でも、幼なじみも最高…ってことで、両方いれました(笑)。
先輩のどういうところがツボですか?
私の学生時代がそうだったんですけど、先輩って学生時代の一番身近にいる頼れる人だなって思っていて。年は1つか2つしか変わらないのに、オーラから違って見えたんですよね。
主人公・ヒカルを描くときに気をつけたことはなんですか?
よく動くイメージだったので、絵にしたとき、はえるよう髪を長くしました。ヒカルは考えるよりも、とりあえず形から入るタイプですね。
女の子のキャラを考えるときに気をつけていることはなんですか?
男の子から見て、この子のどういうところにひかれるのかっていうのを、ちゃんと考えるようにしています。
朔己くんを描く上で気をつけたことはなんですか?
ミステリアスな人を意識して描いてはいたんですけど、無機質な感じにはしたくなくて。ちゃんとヒカルのことを見守ってるやさしさは常に意識していました。
今回のお話を考える上で、最初から変わらなかったシーンはどこですか?
イメージとして最初からあったのは、ふたりが走ってるシーン。とにかくこの2人に走ってほししくて(笑)。そこは変わってないですね。
描いていて楽しかったシーンはどこですか?
ネクタイのシーンかな。ネクタイを忘れるっていうエピソード自体は最初からあったんですけど、それをどう先輩がつけてくれるのかはかなり考えました! 角度を変えて何度も描いて探りましたね。たぶん、360度全部ってくらい描いたと思います。その中から“これだ”っていう角度をチョイスしました。こういうことができる男の子なら、その前のシーンでももっとこういう攻め方ができるんじゃないかって思って変更したシーンもありますね。このネクタイのシーンを決めたことで、前後の流れも定まった気がします。
お話を考えるときに気をつけていることはなんですか?
キャラに関しては、“いそう”と思える感覚を大事にしています。でもその“いそう”は、私から見て親友とかすごく身近なキョリじゃなくて。同じ教室に“いそう”で。その中でこの子たちの関係を見ていたいな~と思えるような。親近感と憧れと萌えがまざったキャラと関係を描けるようになりたいとは常に思ってます! あとは、読んだ後に青春と疾走感を感じてもらえたらいいなとも思ってますね。
作品のタイトルはどうやって考えてますか?
主人公の脳内にある言葉を使うように気をつけています。この主人公には、こういうボキャブラリーないなと思うのはしっくりこないので。今回の主人公・ヒカルはちょっとおばかなところがあるので、タイトルもひらがなにしました(笑)。
まんがを書く上で好きな作業とニガテな作業はなんですか?
好きなのはトーン作業。削りが好きです。まんがを描いてるって感じがするし、画面をキラキラ演出している感覚も好きです。いい角度でけずれたときの“やった!”って感じがたまらない(笑)。苦手なのはネームまでの作業。まんがを描いてる喜びはあるんですけど、やっぱり終わりがないのがつらい…。最初からかっちり決まったこともあるんですけど、ぜんぜんハマらないまま進んでいく感覚もあるので…。どちらも知っているからこそ、“大変だな~”って思ってしまいます。
最初に好きになったヒーローは誰ですか?
ヒーローはヒロインのものと思ってしまうので、あんまり“好き”っていう感覚はなかったかもしれないです。どちらかというと、ライバルとして出てくる男の子や友達のほうをいいなって思いがち(笑)。でも、松本夏実先生の作品に出てくるヒーローはかっこよくて大好きでした。『君だけのデビル』の海くんや『テレパシーピアス』の彼方くんとか。松本先生の描かれる男の子は、素直じゃないけどヒロインに対しての愛情が深いんです。この2人はずっと一緒にいるんだろうなって思えるような、そんな関係性が大好きです。
最後にりぼんっ子にメッセージをお願いします!
てれてもらえるとうれしいです!

(2016年11月1日)

(※インタビューは、2016年10月現在のものです。)

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