審査員スペシャルインタビュー③

槙ようこ先生

槙ようこ先生

まんがグランプリ(以下まんがGP)が誇る超ゴーカ審査員の、スペシャルインタビューをお届け! 第一線で大活躍中の先生方のことばには、デビューへのヒントがいっぱいなので、ぜ~ったいチェックなんです!!

「りぼん漫画スクール」でデビューした槙先生。りぼんに投稿しようと思ったのはいつでしたか?
中学1年の時です。2か月に1作品くらい描いていたと思います。
投稿と学業の両立は、どうしていましたか?
勉強を期待されてなかったので(笑)、まんがを好き放題描いていました。朝までまんがを描いて学校へ行って、編集部へ持ち込みして帰ってまた描く、ってしてましたが、いつ寝てたんでしょう。
プロとしてデビューする前とした後で、どんなことが変わりましたか?
まんがを描く楽しさが倍増しました。
キャラを考える際、どんなふうに考えていますか?
自分がこんな子がいたらいいな、と思う主人公が基本で。1番いいのは、キャラがポンって降りてくるとき。そしてこの主人公の周りにどんな子がいたら楽しいかな、と脇役たちを配置していきます。イメージができたら、そのイメージに合うビジュアルのモデルの人を探し出して参考にしたりします。
ネームをつくる際、1番気をつけていることはどんなことですか?
自分らしいセリフやテンポになっているか。それが自分の中でしっくりきているか。そして読む側に伝わるものになっているか、能動的になって何度も読み返すこと。
まんグラの審査を既に経験している槙先生。これまでの候補作を読んで、どんな印象をもちましたか?
みんな気合が入っていてレベルが高いな!って思います。小学生まんが大賞は勢いに溢れていて楽しく見させてもらっているのですが、まんがGPは経験も積んでいる方が多いので、表現の技もハイレベルだし見応えがあります。自分の技に力がついたなと思えた時、初心の勢いを思い出せたら、デビューが向こうからやってくるんじゃないでしょうか。
まんグラでは、れんさい1話目を想定した作品も募集しています。れんさい1話目を描くにあたって、特に大切なのはどんなことでしょうか?
私が1番気をつけてるし緊張するのは、最初の導入部分。ストーリーにファッとワクワクして入っていけるか、れんさいでも毎回、読み切りでも同じです。だから1ページ目のネームは毎回慎重で、何時間もかけたりします。まず物語に入っていけるかどうか出だしを丁寧に描いてみると、何か変わってくるかもしれません。
審査員として、個人的に読んでみたい作品のテーマを教えてください。
どんなジャンルでもラブが欲しいです。ラブがあればどんなジャンルでも読みたいです!
まんグラに投稿を考えている方々へ、ひとことメッセージをお願いします。
いつかりぼんの表紙を飾ることを目標に、それを現実にするために今頑張ってください!

とじる

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