アニメHIGH SCOREスペシャルロングインタビュー!
めぐみ役・泉水役 喜多村英梨さん

HIGH SCOREと私

――まず、「HIGH SCORE」のファン歴はどれくらいなんでしょうか?

喜多村さん:ファン歴イコール、ほぼ連載歴だと思います。 コミックスも全部持っていて、私の持っている1巻は初版なので、だいぶ茶ばんでしまって。もう1回ちゃんと買い直そうかと思っているくらいなんです。(笑)
1巻は、まだ絵のタッチも少女まんがらしいというか、“りぼんりぼんして”いたなって…私の中の勝手な解釈ですが。絵柄がだんだんシュールな感じの絵になってきたところとかも、読んでいて一緒に成長してきた感じがします。絵を描くのも好きで、津山先生のデフォルメされためぐみの絵の雰囲気にもかなり影響を受けて描いていたんです。大好きです。とにかくファンです!

――りぼん読者世代の頃から、純粋なファンだったのですね。

喜多村さん:はい。3・4年前にやらせていただいていたラジオの生放送で、私がその時ハマっていたり、オススメのまんがやゲームを独断と偏見で紹介していたんですね。その番組の初期の段階で「HIGH SCORE」も紹介させていただいてました。 めぐみももちろん好きですし、なんといってもめぐみのお父さん・お母さんの景織子&レイジ、この2人のカップリングが最高!ということを言ったと思います。“バイオレンス愛”とか、全体的にブラックコメディというか。えみか&京介だけじゃなくて、景織子&レイジも、バイオレンス愛ですよね。『りぼんでバイオレンスラブをこれだけおもしろく取り上げている、当時のりぼんの中ではかなりチャレンジ精神の強いまんがで、すごい好きなんです!』っていうのを語らせていただいてました。それくらい、「HIGH SCORE」とともに…というか、本当にミーハーな気持ちでこの作品を追い続けていたので。

――そんな喜多村さんが、アニメに出演することになってどうだったのでしょうか?

喜多村さん:アニメ化を知った時、ツイッターをやらせていただいているんですけど、そこで普通に「HIGH SCOREアニメ化だよ!」って、言いまくってました。自分が出演することは考えてもみなかったので…。 りぼんを読んでいた子供キタムラと、ラジオで職権乱用で(笑)「HIGH SCORE最高!」って言っていた自分と、今に…つながってるのかつながってないのかっていうと、つながってないくらいびっくりのオーディションのお話をいただいて。オーディションを振ってくださった方も、私がそこまで好きだとは知らなかったと思うので。運命を感じてしまいました♥

――本当に運命ですね! ちなみに、ずっと読んでこられて何巻の頃が一番お好きですか?

喜多村さん:…全部だいたい好きなんですけど、3・4巻くらいから「HIGH SCORE」としての“ブラックギャグ感”みたいなところが定着し始めてるのかな?というのと、絵のタッチも、男子キャラのいいタレ目具合(笑)が確立した感じがします。あと、私がマドモアゼルゆみこ先生のファンなので(笑)、ミッキーが活躍し始めたのも、その頃だった気がします。
でも、難しいですね…無難なんですけど、『全部好きです!』(笑) どれがというより、1冊1冊の中で、時期ネタというか、津山先生の軌跡みたいなものが濃くまとまっている気がして。統一性があったりなかったりっていうところの、いいブレ感が好きなので。選べないですけど…「HIGE SCORE」(FUNブック)も好きですよ!(笑)

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