Q.「HIGH SCORE」でそれぞれのご担当の役を演じると決まった時の感想は、率直にいかがでしたか?
喜多村英梨さん(以下喜多村):めぐみ役の喜多村です! 私はりぼんっ子で「HIGH SCORE」をずっと読んできた世代なんです。自分の中でのめぐみ像みたいなものがあるので、今回アニメ化の話を聞いて、ぜひオーディションを受けたいと思っていたら、お話をいただいて。いちファンとして、ほぼミーハーな気持ちでやらせていただきました! なのでめぐみをやれて本当に嬉しいですし、自分の中のめぐみ像をフルパワーでお芝居に乗せて演じさせていただいています。よろしくお願いします。
小西克幸さん(以下小西):政宗の役をやらせていただいています、小西と申します。僕が演じるのは、読者のみなさんのほうが詳しいと思うんですけど、めちゃめちゃ不良というか、凶暴な彼。作品はギャグなので、そのバランスが難しいなと思いながらやらせていただいています。 …それにしても、このまんが、「りぼん」でやってるんだ〜と思うと、超びっくりします。(笑)
小林ゆうさん(以下小林):松本えみか役をやらせていただいています、小林ゆうと申します、よろしくお願いいたします。(間が空く)…っ、一息で言ったら息が切れてしまいました…。
一同:(笑)
小林:えみかさんの役のオーディションを受けさせていただいて、すごくすてきな方だなと思って、やらせていただけたらいいなとすごく願っていました。
女の子からも人気があって、それでいて「フッ!!!!!!!!!」というカッコいい面も持っていて…(急にものすごい気合いの掛け声を出す小林さん)
一同:(笑)
(聞き手もびっくりして笑う)
小西:こういう子なんです。(笑)
小林:バイオレンスな面も、パワフルにやらせていただきたいと思っています。「すてきなえみかさん」と言っていただけるように頑張ります、すみません、よろしくお願いします。
遠藤綾さん(以下遠藤):景織子役の遠藤綾です。お母さんの役というのはあまりやったことがないので、新鮮で楽しみだったんですけど、景織子さんはお母さんぽくはないし、オーディションの時もふてぶてしい感じで。だんなさんのレイジさんに冷たく、冷酷に。…この2人、なんで結婚したのか本当にわからない…。(笑)
一同:(笑)
小西:ね、わからないよね。(笑)
遠藤:すごくおもしろいお母さんなので、こういうお母さんがやれて楽しいです。 (一息おいて)…沙夜役の遠藤綾です。(声色を変える)
一同:(笑)
遠藤:沙夜はとにかくつかみどころがない不思議な子なんですが…本当につかみどころがないまま始まり、つかみどころがないままやりました。普段言えないようなセリフ…「ハラワタ」とか「ベチャ」とか言えて楽しかったですし、美少女ということで、気分良くやらせていただいています。(笑)よろしくお願いします!
小野友樹さん(以下小野):レイジ役をやらせてもらっています、小野友樹と申します。よろしくお願いします! 父親役はあまりやったことがないので、緊張しつつも楽しくやらせていただいています。よろしくお願いします。
柿原徹也さん(以下柿原):常磐津役の柿原です。僕も「HIGH SCORE」読んでました。ずっとドイツに住んでたんですけど、妹が日本から取り寄せてりぼんを読んでいて。値段、日本の3倍なんですよ! せっかくだから僕も読んでたらハマって。当時、りぼんでは珍しいくらいスピーディーで、斬新な4コママンガだったので良く覚えています。 僕の中で思い出深い作品だったのでこの作品のオーディションを受けること自体が嬉しかったんですけど、常磐津で受かったって聞いた時は、とんでもないのがきたなって。(笑) この中でいちばんミステリアスなキャラクターだなと思って。いろんな過去を背負って、何をきっかけに改心したのかというと、政宗かな〜と。ねっ♥(小西さんに)
小西:フフフッ。(笑)
柿原:その相手がまた小西さんだったという。これからこの2人の関係性がどんなふうに描かれるのかな、と期待されるオーディション結果でした。
小西:オーディション結果の話なの?(笑)
Q.ぶっとんだキャラたちですが…役作りがスムーズなところやご自身と似ているところ、逆に苦労しているところがありましたら教えてください。
喜多村:絶世の美女というか…
小西:そこが似てるって?(笑)
喜多村:共通点はまだ言わないでくださいよ〜!(笑) 絶世の美女を演じられるということで、プレッシャーと同時に、(沙夜を演じる)綾ちゃんみたいにすごく気持ちよく演じさせていただいている最中でもあるんですけど…。私はちょっと後ろ向きなところがあったりして、めぐみとは正反対なので、ゴーイングマイウェイのめぐみには憧れちゃうなと思いつつ、自分にないものを演じる芝居を楽しみつつ。 泉水もやらせていただいていているんですけど、泉水との対比で、めぐみの「自分がイチバン」なところが際立つんですよね。ワガママがおもしろいみたいなギャグ感や勢いを、試行錯誤しながらやらせていただいています。
小西:政宗とは、美男というのが似てて…似てないですけど。(笑) 彼は硬派なイメージがあるんですけど、めぐみと一緒のときはすごくイチャイチャ、ラブラブしてるんですよね。どこまで崩していいのか、そこのギャップが非常に難しくて…わりと好き勝手やらせていただいてますけど(笑)。 あと、常磐津っていう変わったキャラクターとも今日初めてかけ合いをやらせていただいたんですけど、距離感に悩みました。こいつとどういうつきあいしているのかな?って。 (笑)そういうのを考えるのは楽しいですけど、表現するのはなかなか難しいですね。
――イケメンキャラを演じるのはいかがですか?
小西:読者さんのイメージがあると思うので、難しいですよね。みなさんのイメージとのブレが小さいといいなと思います。イメージ通りだよって言っていただけると嬉しいので、言ってください。(笑)
――イメージ通りだと思います!(笑)
楽しいムードで始まった座談会、この後、盛り上がりが加速して話が思わぬゴリラ談義へ!?
さらに、柿原さんの常磐津に負けないキャラクターも炸裂!? 次回更新をお楽しみに☆